ありもしないプロ野球

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2039年ドラフト評価山梨大和ハウスシャークス編

 

 

高評価ポイント

欲しい選手が獲得できた印象。所行雄(華鼓嶋実業高)を外した後、引きずることなくアマチュア選手としては最速の156キロを投げる高畑蒼甫(文久大)を獲得できた。4年連続で1巡目を外しているだけに切り替えの早さを見せつけた。その後も即戦力かつ伸びしろのある大学生を立て続けに指名。リリーフを中心に投手層を厚くすることができた。また岡崎が抜けた後の課題であった長距離の打てる選手も獲得に成功。最低限欲しかった穴埋めに成功できた印象である。

 


批判ポイント

もう少し長距離砲にこだわって良かった気もする。またチームの絶対的なリードオフマンである陽野の代わりを獲得しなかったのも疑問だ。他にもレギュラーは固定されているものの控えの層が薄いことが課題である割に野手の獲得が少なかった。欲しい選手が残っていなかったと言えばそれまでだが、もっと早い段階で優秀な野手を獲得する手もあったと考える。現戦力の底上げで順位を上げるつもりなのか。それでも昨年5位のチーム戦力に打線の大黒柱を欠いた状態でAクラスに戻れるのか。

 


即戦力

1位の高畑は文久大のエースとして東京六大学リーグで快投。アマ最速の156キロを主軸に打者の手元で鋭く、大きく落ちるフォークはわかっていても打てない。大学時代は先発メインで登板していたが、今年いっぱいで引退した佐々中和博のような不動の守護神になることを期待されている。2位の寺尾裕実(陸奥福祉大)は身長173㎝とプロでは小柄でありながらもインハイで空振りを奪える強気な姿勢と、四隅に投げ分ける正確なコントロールを持ち合わせる大学ナンバーワン左腕。先発に右投手が多いことから先発投手としての起用が予想される。5位の高瀬慎吾(瀬田大)は多才な変化球を投げ分ける技巧派右腕。力任せに投げていた高校時代と打って変わって大学では丁寧な投球で失点や四球がぐっと減った。先発ローテの谷間での登板や、リリーフとしての起用など便利屋のような立ち回りが期待される。

 

 

将来有望

3位の郡山諒平(悠玄館高)は投手としても打者としても期待される二刀流。投げては力のこもったストレートにキレ味鋭いスライダーを駆使する投球スタイルで3年生時夏の甲子園を制する。打ってはストレート変化球関係なく打ち返す中距離打者。相手の失投も逃さず捉えてスタンドに運ぶだけの長打力、相手の隙をついて次の塁を狙う走塁意識の高さもうかがえ、投手野手どちらとしても起用したいのが本音である。4位の坂田豪(北川大)は大学野球選手権で優勝したチームの4番打者。三振が多いのは見逃せないが、当たった時の飛距離は圧倒的。外野守備も取り立ててうまいわけではないので、今後は指名打者やファーストへの転向が予想される。バッティングのフォームはメジャー移籍した岡崎健太を彷彿とさせる。