ありもしないプロ野球

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2039年ドラフト評価 神奈川ホエールズ編

 

高評価ポイント

公言し、池澤寛志(西京ガス)の1本釣りに成功。早い段階からアプローチをかけ、思い通りの結果となった。その後もまだまだ足りない投手陣、野手陣まんべんなく指名し、満足のいく11名が獲得できた。先発中継ぎともに少ないチーム状況で小熊秀明(NS九州)のような先発中継ぎどちらにも転ずることができる投手を獲得できたのもよかった。膠着状態の正捕手争いに2名の若手が加入。バッテリー陣営を大きく入れ替えた印象を与えるドラフトとなった。

 

批判ポイント

外野手の補強が甘いように思えた。名前だけ見ればU-22でレギュラーだった羽深浩一(陸奥大)と、名門トヨモト自動車の杉岡寛治を獲得できてよかった。しかし羽深は国際試合で思うような打撃ができておらずチームに貢献したと言い切れない。杉岡は常星大時代から守備の能力は目も当てられない。杉岡は11位であることから獲得するか否か迷いが出ている。彼らを指名したことが高評価に値するようになってほしい。


即戦力

1位の池澤は今年の社会人野球が誇る絶対的なエース。大学時代はU-22に選ばれなかったものの、西京ガス入社から大きく成長。ストレートの球威が増し、いままでポテンヒットになってしまった打球を打ち取った打球に変えることができた。さらに縦に落ちるスライダーを社会人で覚えてから奪三振数も確実に増えた。社会人でもベストナインを受賞し実績は申し分なし。今年新人王を獲得することが義務とされる選手。3位の縣正憲(黒川学院大)は長打力もミート技術も高い大学野球界屈指のスラッガー。苦手なコース、変化球が見受けられず、他大学の視察部隊はお手上げ状態。アウトローのストレートも逆らわずにレフトスタンドに放り込む技術とパワーはプロ顔負け。ファーストの守備も軽快で、打撃偏重でないことも大きな魅力だ。多花をレフトで、平井純を指名打者で起用することでファーストが手薄なホエールズのチーム状況にぴったり。1年目からレギュラーを狙いたい。4位の植木広志(矢形重工福谷)は、1年目から1軍で活躍しつつも、まだ伸びしろも期待できる「準即戦力」といった位置づけ。高校時代からスローイングの速さ正確さが高く評価されていた。社会人に入ってからは勝負所で長打を放ってきた。高いリード技術を身に着けることができれば敵なし。7位の新志喬之(北芝)は150キロに迫るスピードボールと、ストレートと同じフォームで投げ込まれるカットボールで相手を打ち取るタイプの本格派右腕。目が慣れてくると打ち込まれる傾向があるのでプロでは中継ぎでの起用が見込まれている。10位の西山佳蹴(洋目製鋼)は、長打が打てるセカンド。また50メートルを5秒7で走る俊足も魅力。少々粗い守備が不安だが、即1軍で使いたい選手。11位の杉岡寛治は、打撃偏重の外野手。正直守備は見てられないレベルだが、ハマった時のバッティングは手が付けられない。追い込まれてからも自分のバッティングができる落ち着きがあり、コースいっぱいの変化球も打ち返すことができる技術がある。代打として名を上げることができるか。

 


将来有望

2位の村田泰弘(近西大)は、今年の大学野球を代表する本格派右腕。相手打者の腕を痺れさせるほどの重いストレートを武器に相手打者に本来のバッティングをさせなかった。高校時代からストレートに定評はあったものの、その良さが削がれるほどの荒れ球が問題だった。大学進学後はその荒れ球が打ちにくさに変わり一気にドラフト候補に。ホエールズは若手にもチャンスがあるチーム。早い段階から1軍で経験を重ねて球界を代表するエースに成長してほしい。5位の羽深は攻守ともにハイレベルな外野手。国際試合では思うような打撃ができなかったものの、仙台六大学リーグでは陸奥福祉大の寺尾から唯一ホームランを打った選手でもある。ストレート、変化球関係なく打ち返し、合わない投手相手で最低限右打ちや犠牲フライを打てる選手である。国際試合の悔しさを糧にプロで活躍したい。6位の青砥聡(京洛翔栄高)は野球センス抜群の内野手。高校時代は4番でエース。投手時代は140キロ前半の速球と相手の胸元に迫るシュートを武器に注目を集めていたが、器用なバッティングと身体能力が買われて内野手としてプロ入りすることに。まだまだ未知数の選手だが、内野手の層が薄い今のうちに1軍出場を果たしたい。8位の菊田昌宏(帯館農業大)はバランス型の捕手。肩の強さは特筆するものではないが、盗塁阻止率は高い。取ってから投げるまでの動作が異常に早く、スローイングも正確。どちらかと言えば守備型だが、逆方向へ打球を流して丁度良く落とす打撃技術がある。9位の小熊秀明(NS九州)は小柄ながら力強いボールを投げる本格派右腕。高校時代名門安武高校を下して学校初の甲子園進出に大きく貢献。社会人野球に進出すると、チームではエースとして三振の山を築き、都市対抗では矢形重工福谷の強化選手としてチームの8回を任された。まだまだ22歳と若いので長い活躍を期待する。